できの悪いコードと同じように、脳をデバッグできたら良いのに、と思いませんか? 自分自身をプログラムし直すのは無理かもしれませんが、デバッグの理屈を応用すれば、より良い習慣を身につけるのに役立ちます。ではさっそく、その方法をお教えしましょう。人間の脳は、バグだらけのどうしようもない代物です。よくあるバグを再現してみましょう。「ジムに行きなさい」という命令を自分に発したとします。たいていの人の脳は、この命令を受けても、Facebookをアップデートしてしまったり、猫の動画を見てしまったりします。これは望ましい行動ではありませんよね。 でもご安心を。筆者はこの問題を解決する方法を編み出しました。まずは、人間の脳の仕組みについて解説しましょう。 脳のコードはバグだらけ 私たち人間の脳を改めて見てみると、まるで1万匹のサルが適当にキーボードを打ってコードを書いたかのように思えます。 脳の性質はイベン
老化に負けない体づくりは、誰もが取り組みたい課題。今年40歳を迎えた記者が、専門家に話を聞いた。 * * * まず会ったのは、諏訪東京理科大学共通教育センターの篠原菊紀教授。脳科学の専門家だ。 「脳の海馬では毎日新しくニューロン(脳の神経細胞)が作られますが、加齢に伴いその数は少なくなります。ニューロンの働きそのものも悪くなり、情報の伝達にずれが生じて学習や記憶の能力にも影響を与えます。ただ、脳の機能は誰でも一様に落ちていくのではなく、よく使っていれば落ちにくいのです」 思わず、「私は記者という仕事柄、脳を使っているので大丈夫ですね?」と口を挟むと、「仕事がルーティン化してれば脳の活性化には至りませんよ」とバッサリ。「長期的に続けないと効果が出にくい」と渋る篠原教授に「何とか1週間でOKなものを」と迫って教えてもらったのが、「Nバック」だ。 「ノートの端に適当な数字を書きます。Nはナンバー
JSTはこの領域で、脳神経回路の発生・発達・再生の分子・細胞メカニズムを解明し、さらに個々の脳領域で多様な構成要素により組み立てられた神経回路がどのように動作してそれぞれに特有な機能を発現するのか、それらの局所神経回路の活動の統合により、脳が極めて全体性の高いシステムをどのようにして実現するのかを追求します。またこれらの研究を基盤として、脳神経回路の形成過程と動作を制御する技術の創出を目指します。 上記研究課題では、C1qファミリー分子によるシナプス形成・維持機構を解明し、C1qファミリー分子を介したシグナル伝達経路を操作することによって、神経回路の形成と個体行動を制御する方法を探ります。 <研究の背景と経緯> 脳の機能は、神経細胞同士がシナプスを介して形成する神経回路によって担われています。シナプスの前側に存在する神経細胞がグルタミン酸などの神経伝達物質を放出し、シナプスの後ろ側の神経細
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