静岡県西伊豆町で、電気柵が原因で家族連れら7人が感電し男性2人が死亡した事故で、川の土手に電気柵を設置していた男性(79)の妻が24日、取材に対し「(夫は)いつも朝、出かける時には電源を切っていた。その日に限って切り忘れた」と話した。 妻は「(原因は電源を)切り忘れたということ。まさか私も(電源が)入っているとは思わなかった」。電源を入れたり切ったりするのは、全て男性がやっていたという。「事故になって申し訳ない」などと話した。死亡した2人のうち1人は親族だった。 県警によると、電気柵は周囲の畑にも巡らせており、総延長は約300メートル。男性がアジサイなどを守ろうと、約5年前に設置した。男性は普段、納屋の中にあるコンセントからプラグを抜き差しして使用していたとみられ、県警に対し「夜間以外は電源を抜いていた」と話しているという。