英国高級ブランド、バーバリー社が日本でのライセンス事業を終了するというニュースは、商標使用権を他社に供与する「ライセンスビジネス」の大転換を消費者にも印象づけた。海外ブランドの日本進出に貢献してきた同ビジネスだが、ブランド側の世界戦略が変化し、日本法人を設立して直接乗り込むケースが相次ぐ。日本でのブランドビジネスを安定させるため、近年は日本商社が海外ブランドの買収などで対抗する動きも目立ってきた。 グローバル戦略の変化 三陽商会は来年6月末でバーバリーとの現行のライセンス契約を終了する。「バーバリーロンドン」は来春夏シーズンで販売を終了。若年層向けの「ブラックレーベル」「ブルーレーベル」はバーバリーの名称を外す条件で新たに契約する。これにより、バーバリーブランドは実質的に輸入品のみとなり、価格が手頃なライセンス商品は日本市場から消える。 昭和45年に始まった両社の関係が終焉(しゅうえん)に
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