2010年05月14日09:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 二つのギャップ - 書評 - 日本の大問題が面白いほど解ける本 光文社新書編集部より献本御礼。 日本の大問題が面白いほど解ける本 高橋洋一 日本の大問題が解けるかはさておき、確かに面白い。実に明瞭かつ明快。著者の問題意識とその回答は、私のそれともかなりの部分一致するという点で我が意を得たりの一冊でもあった。 と同時に嘆息せざるを得ない。 やはり望遠鏡は顕微鏡を兼ねることは出来ないのだ、と。 本書「日本の大問題が面白いほど解ける本」は、「さらば財務省!」で名をはせ、窃盗容疑で書類送検され一度は著者名を抹消された著者の、「復帰後」第二作。第一作が「バカヤロー経済学」の続編なので、事実上の復帰作はこちらではないか。 その「バカヤロー経済学」以上にわかりやすい本書は、「タカハシ先生に聞いてみよう」という一問一答形式の項が、