ホーム 社会・経済 日本はなぜこんなにスギ植えた? 『無花粉スギ』発見から30年、国民4割が花粉症の今も植え替えが進まない理由 画像提供:林野庁 花粉の飛散量の増加等の影響により 、現在では国民の約4割がスギ花粉症を発症していると言われている。学名は“Cryptomeria japonica”とされるスギは日本の風土に適応した樹種で、全国に広く自生するほか、住宅建築用材等の生産等のためにも古くから植林されてきた。日本の人工林の44%を占めるスギ林の総面積は国土の約12%にも及ぶが、こんなにもたくさんのスギが植えられたのはなぜなのだろうか。また、1992年には花粉を全く出さない突然変異種『無花粉スギ』が発見されるも、伐採や植え替えに時間を要している理由を林野庁に聞いた。 戦後の植林から花粉飛散量は年々増加、国民の約4割が発症「社会的にも大きな影響」 「スギが現在のように増えた理由として、戦時