昨日はパーソンカウンター開発プロジェクトの為にフランスの某社と打ち合わせ。このプロジェクトはここ3年程関わっている比較的長期的なプロジェクトです。 パーソンカウンターとは何かというと、その名の通り「人の数を測る機械」です。デパートや展覧会場などに行くと良く見かけるのですが、公共空間という室外を対象にしたカウンターはあまり出回っていません。何故か?ずばり需要が無いからです。 この「需要が無い」というのは驚くべき事実なんですね。特に建築家や都市計画家、アーバンデザイナーはこの点に驚くべきであると思います。何故なら建築家は「人が何処から来て何処へ行くのか?」や「何人の人が通りを利用するのか?」といった基本的なデータを用いる事なく勘でデザインしていると言えるからです。「この通りは人通りが多いから」とか「ここにショッピングセンターがあるから人の流れの軸が出来る」とかいうのは建築家がよく使うお決まりの