書評 日本の人材マネジメント(HRM、Human Resource Management)に興味をもつ海外の学者と、それに母国人として関心をもつ日本の学者のコラボレーションで生まれたのが本書です。きっかけは、神戸大学で開かれた、こじんまりした国際会議でした。それは、第1編者のラルフ・ベーベンロート准教授によってオーガナイズされました。神戸大学経済経営研究所に勤務される同氏は、財務にもHRMにも興味をもつ多彩な学者で、なによりも、海外との研究上の交流に熱心で、神戸大学の経営分野、とりわけ最近ではHRMに関して、何度か国際交流につながる研究会を開催してくれました。 そのたびに、わたしの専攻である組織行動論(OB、Organizational Behavior)がその隣接分野であるので、わたしの同僚や門下で、OBとHRMの交叉するところに、興味ある若い世代の研究者たちによい刺激を与えてくれました
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