マイコミジャーナルのコラムで書いたように、2010年の欧州インターネットは、ファイル共有対策が前進しそうだ(コラムの文頭に「Hadopoiスタート」とありますが、追記にあるように、Hadopiはまだ施行されていません)。 コラムでは英国の3ストライク法案の動きを紹介したが、1月8日付けのBarcelona Reporterの記事によると、スペイン内閣で海賊コンテンツ取り締まり法案が通過したとのことだ。この法案は、著作権所有者が許可なしに自分のコンテンツを掲載しているWebサイトを報告すると、裁判所が4日以内にサイトの閉鎖、または詳細調査の継続かを決定できる、というものらしい。報告先は、文化省内に設置される専門委員会で、著作権所有者の申し出をうけた委員会が司法に苦情を提出するというもののよう。 注目すべきは「4日以内」という点だ。これまでも、著作権侵害でコンテンツの取り下げやWebサイトの遮
P2Pユーザーの多い国としてここ2ヶ月ほどPirate Bay裁判で世界中の注目を集めていたスウェーデンに並び、P2Pネットワークでの著作権侵害の盛んな国がスペインだ。オバマ政権が先日発表した知的財産権保護の取り組みの甘い国々をリストにしてあげた301レポートの中でも、先進国として名を連ねていた。 TorrentFreak.comがそのスペインの事情を解説している。スペインでは、P2Pネットワークを使用したファイルの交換は合法であり、かつPirate BayのようにP2Pシステムのリンクを検索できるサイトも、著作権侵害を助長するという判断はされていない。MPAA(全米映画協会)によれば、映画のダウンロード数は昨年一年間で3億5,000万回もあったらしい。更にゲームは5,000万タイトル、音楽に至っては20億曲ダウンロードされたとのこと。67%のネットユーザーがP2P経由で無料コンテンツを入
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