著: ガーリエンヌ 相生橋と原爆ドーム 出版社の就職最終面接で、「あなたの地元のことをアピールしてください」という質問をされたことがある。 少し考えて、私は「『東京には空がない』という有名な言葉がありますが、私が広島から上京して思ったのは、『東京には川がない』ということです」と話し始めた。 いや、正確には、東京にももちろん川はある。隅田川に荒川、多摩川。しかしこれらの大きな河川は、西武新宿線沿線の下宿と新宿区の大学を行き来するだけの学生生活では、あまり馴染みがない存在だった。都心部を流れる神田川や目黒川は、水量が少なく、川幅も狭い。18歳まで広島市で過ごした自分にとっては、川としてはものたりなかった。 というか、ほとんどの街には川がないのだ、広島市に比べれば。 広島市のウェブサイトによると、 広島市域には、一級河川太田川、二級河川瀬野川及び八幡川という三大河川(水系)を中心に、718の河川
![自慢の生まれ故郷「広島」が、私を編集者にしてくれた - SUUMOタウン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e856c5296343023ae228f1775f582ee36d143fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsuumotown%2F20220705%2F20220705105157.jpg)