ヤフーと産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター(RCIS)は、フィッシング詐欺による被害を防止するため、新たな認証技術の共同研究に取り組む。 ヤフーと産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター(RCIS)は1月30日、フィッシング詐欺による被害を防止するため、共同でセキュリティ技術の研究を進めることを発表した。2月より共同研究を開始し、1年以内をめどに新しい認証技術の設計とプロトタイプの実装、それを用いた実証実験の実施を目指す。 共同研究の背景には、フィッシング詐欺の増加がある。ヤフーのオークション事業部企画室室長の八代峰樹氏によると「これまで、住所登録とはがきによる住所確認をはじめ、さまざまな対策を施してきた結果、詐欺を仕掛けようとする人にとって新規IDの取得が困難になった。代わりに、今利用されているIDを盗み取ろうとするケースが増えてきている」という。その手段がフィッシング