自宅ではパワフルなデスクトップ機と大きなディスプレイ、外出先では多少パフォーマンスは犠牲になっても、バッテリで丸1日使えるコンパクトなモバイルノート。1人で2台のPCを使い分けるなら、現実的には、こうした棲み分けになるだろう。けれども、これほど明確なニーズに今のPCを取り巻く環境は、きちんと対応できているのだろうか。 ●いつでもどこでも同じデータを参照したい 1人で複数台のPCを併用する場合、真っ先に悩むのは、それぞれが搭載するHDDの中身だ。アプリケーションに関しては、AdobeやMicrosoftの場合を見ればわかるように、同じユーザーが使う限りは、1つのライセンスで2台までのPCへのインストールが許可されている。これは、とてもうれしい配慮だ。 そのほかのアプリケーションを使う場合も、メーカー製のPCなら、多くのソフトがバンドルされている。ただでさえ、幕の内弁当状態のメーカー製PCゆえ