今やオーディオメディアはCDやMDの光ディスクが主流ですが、CDが一般に登場する1982年10月1日以前は、音楽といえばアナログレコードであり、我々が自由に録音再生できるメディアは磁気テープだけでした。 かつて磁気テープと言えば、大がかりなオープンリールテープで、自分でテープをリールにセットし、ヘッドにテープを通して・・・・という準備が必要でした。(写真右はTEAC製X-2000) このオープンリールテープの使い勝手を改善し、コンパクトなプラスチックケースに収めたのがコンパクトカセットテープ(今、我々がカセットテープと呼んでいるもの)です。 コンパクトカセットテープは、1965年オランダ・フィリップス社が互換性の厳守を条件に、製造パテントを全世界に無償公開、翌年から市場に出回った経緯があります。 このコンパクトカセットテープ、カセットデッキにポンと放り込むだけで使えるため、使い勝手はオープ