図5●静的解析の効果は高い<BR>静的解析とは,プログラムを実行せずにソースコードの内容をチェックする作業。バグを生みやすいコーディングはしていないか,可読性や保守性が下がるコーディングはしていないか,などの観点から解析する。コーディング終了時にレビューとして実施することも多い。レビュアのスキルが高ければ,メモリー・リークやマルチ・スレッドのバグも発見できるなど,より効果が高まる テストの最初に位置する「単体テスト」(モジュール・テスト,ユニット・テスト)は,すべてのシステムで実施されるべき基本的なテストである。実装された関数やメソッド(以下,プログラム)の内部構造のバグを取る。通常,コンパイルした直後に実施され,デバッガなどを用いるケースもあるため,プログラマ自身が実施することも多い*2。後工程になるほどバグの修復コストが高くなることを肝に銘じて取り組みたい。単体テストで実施するテストに
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