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2008年9月10日、シリコンバレーでトップクラスのベンチャーキャピタリストたちを前に一人の日本人が拍手喝采を浴びていた。岐阜県大垣市に本社を構えるベンチャー、頓智・(トンチドット)代表取締役の井口尊仁氏だ。 (関連記事はこちら→「ウェブ起業家デビュー戦「TechCrunch50」をさらった日本人たち」「iPhoneのカメラを通して情報を得る「SekaiCamera」、第一弾サービスを発表」) iPhoneを通して見る現実世界の映像に、さまざまな情報を付加して表示する「Sekai Camera(セカイカメラ)」を引っさげ、井口氏は米サンフランシスコのデザインセンターで開催されたイベント「TechCrunch50」のファイナリストとして乗り込んだ。米大手ブログメディア「TechCrunch」が開催するTechCrunch50は、投資家やベンチャーキャピタリストを前にスタートアップ企業がプレゼ
Twitterの最高経営責任者(CEO)の役職交代に関する発表を見て、筆者はTwitterの未来とビジネスモデルについて質問しなければと考えた。 Twitterの共同創業者であるBiz Stone氏が、筆者からの質問に電子メールで回答してくれた。しかし、どこから利益が得られるのか、筆者にはいまだにわからない。 --あなたはTwitterをいずれは誰もが使うようになると考えていますか。それともニュースやブログに夢中になっている人たちだけのもので終わるのでしょうか。 Stone氏:Twitterは、複数のネットワークやデバイスに対応するリアルタイムのショートメッセージングサービス(SMS)です。世界中で人気が高まっており、利用者が気に掛けている人たち、組織、出来事で今起こっていることをリアルタイムで伝えています。利用者は、どこにいても、すぐに状況を知ることができます。Twitterはいずれ、誰
「予告.in」を例に挙げるまでもなく、マッシュアップなどの発達により、誰もが自分が考えたアイデアを素早く実装/公開できる現在。しかし、さかのぼること10年以上前から、斬新な“ネタ”を率先して実装し、世界を驚かせてきたトリックスターがいる。そんな彼が最も追い求めたのは、足す美学ではなく、「引く美学」……。今回のNew Generation ChronicleはCodeReposやPerl-users.jpなど、ネタを革新に昇華させ、日本のWeb業界に確かな足跡を残してきたYappoこと大沢和宏の物語。 ネタと革新のはざまで 1997年、後にimode元年と呼ばれることになる年の前年。都内某所のミスタードーナツでドーナツ作りに励んでいた男こそ、今回の主人公である大沢和宏氏である。その年、「まぐまぐ」と同じ日にYappoという検索サイトをスタートさせた彼は、そのノリでimode元年に突入。マクド
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