医師・研究者、コンサルタントを経て、スタートアップの代表に…そんな道を選んだのが豊田剛一郎さんだ。豊田さんが代表を務める医療系スタートアップ「メドレー社」は医療従事者と患者との架け橋を目指す。なぜ彼はスタートアップにチャレンジするのか?豊田さんの信念、そして人生をかけた挑戦に迫る。 「患者」と「医療従事者」の架け橋を目指すMEDLEY 医療情報のあり方にイノベーションが起こるかもしれない。 そんな可能性を感じさせるのが、医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY」だ。同サービスを展開するメドレー社は、“患者やその家族、そして医療従事者の双方が納得できる医療のために、両者の架け橋なること”を目的に掲げている医療スタートアップ。 この「MEDLEY」が優れているのは、250名近い医師が中心となり、疾患情報や医薬品、最新治療の情報などを、オンラインで提供している点だ。患者とその家族が、治療