年越しそばは本当にひどい習慣で、そばだけでなく、日本の食文化って何やねん、とさえ思うこともあります。年越しそばについて考えていると、腹立ちのあまり、坊主憎けりゃ……ではないけれど、どんな天ぷらを見ても、大阪のうどん屋Nの天ぷらうどんのエビ天(たしかにエビの尻尾が天ぷらから顔を出しているのだが、尾だけで身はついておらず、匠の技で衣を盛り上げて揚げ、あたかも身が入っているかのように錯覚させる)のように見えるし、どんな寿司を目にしてもネタが小さくてシャリが多めに見えてしまうし、そもそも仏陀の骨といえども、食べ物を骨に喩えるセンスって衛生的にどうなん?―などと、気のロングなわたしですら、小言の一つも言いたくなってしまいます。 「ねえ、なんで大晦日にはそばを食べるの?」と、白目が真っ白で頭のなかも真っ白なタブラ・ラサであるところのちびっ子に聞かれて、あなたはこう答えたに違いありません。「細く長く生き
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