「2016リオパラリンピック」が9月18日、閉幕した。なかでも、パラリンピックがオリンピックに肉薄したとして注目を集めたのが、陸上競技の跳躍種目だ。 男子走幅跳ではドイツのマルクス・レーム選手(切断などT44部門【※1】)が17日の決勝で8m21を跳び、2連覇。リオオリンピックの優勝記録(8m38)まで17cm差に迫った。レーム選手は2015年に8m40を記録しており、実力的にはオリンピックメダリストを上回る可能性もあったはずだ。 【※1】T44:片足下腿義足の部門。T43は両足下腿義足の部門。現在のクラス分けでは、T44とT43は一緒に競技をしている。 また、陸上競技の花形である男子100mでは、イギリスのジョニー・ピーコック選手(切断などT44)がパラリンピック記録を更新し、10秒81で連覇を果たした。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の9秒81と比べれば、0.01秒を争うこの競技において