前回は,私たち3人のチームが一体化できない状況をご紹介しました。坂本が岡田を攻撃するような発言を行ったため,せっかく,新しい仕事に乗ってこようとしていた岡田のモチベーションは,かなり弱まってしまいました。 それだけでなく,岡田の坂本に対する「批判的な気持ち」は相当高まったと思いました。このままでは,部下の2人の人間関係は悪化し,双方安心して「自分が考えた意見・アイデア」を言えなくなると懸念しました。 そこで,私は,坂本と話をして,彼の心の深層に何があるのか,彼のエネルギーを前向きな仕事に向けるために何をすべきかを考え,実行しなくてはならないと考えたのです。 岡田を事務所に帰した後,会議室には坂本と私だけが残りました。