キーワード F分布、分散比の検定 参照:JavaScriptの計算プログラム F分布は、二つの母集団AとBの分散比(σa2/σb2)に関する統計分布です。分散はばらつきの尺度ですから、その差ではなく比で比較するのが適切です。 二つの母集団AとBからの標本の個数をna、nb、分散をsa2、sb2とすると、分散比 F=sa2/sb2 は、自由度(na-1、nb-1)のF分布に従う。 (Excel関数:FDIST(値,自由度1,自由度2)、逆関数 FINV(確率,自由度1,自由度2) F分布の数表、計算プログラム) 分散比の検定 ● 例題f・1(上側検定) ある部品を生産するのに、2つの工程A、Bが考えられる。それぞれの工程による部品の標本を測定したところ、次の値を得た。これより、工程Aは工程Bよりも分散が大きいといえるか。有意水準5%で検定せよ。 工程A na=10 sa2=6.1 工程B