日経産業の3月31日『東大特集』記事で、 『最近の地方公立の秀才は、東大じゃなく、地元国立大の医学部を目指す、なので東大が関東ローカル化している』、と書いていた。 東大生に占める関東比率が増えている(5割突破)のは事実だが、果たしてそれは 『地方の優秀層が、東大じゃなく地元医学部を目指していること』『東大ブランドが低下している』ことと因果関係あるのか? むしろ、『首都圏の中高一貫校の東大受験対策がスマートになってきていて、地方の公立秀才層だと、首都圏中高一貫校に学力でとても立ち向かえられない』 というのが真相なんじゃないか? 地方の秀才は、東大に『わざと、行かない』のじゃなく『行きたいけど、いけない』のでは? そのあたり、因果関係の分析がトンチンカンだとマズいのでは?