食にまつわる話の中には、根拠がないものもあります。それっぽく聞こえるけど、ほんとなの!? そんな都市伝説を前回の記事に続き検証してみました。 1. 塩分は健康に悪い(らしい) この伝説、塩分が単純に善玉、あるいは悪玉というレッテルを貼られがちだったことがややこしさを生んでいます。 米ボストンの栄養学者で健康カウンセラーのAlannah DiBona氏はこう説明しています。「1940年代には、デューク大学のWalter Kempner医師が、高血圧患者の治療に塩分を制限する手法を用いて有名になりました。平均的なアメリカ人の食生活に、加工食品やできあいの品が増えるに従って、塩の過剰摂取が避けられなくなり、塩分はあっという間に悪者にされてしまったのです」 ほかの多くのものと同様に、塩についても、ほどほどの摂取を心がけるのが肝心です。 この伝説の問題は、塩分の絶対否定につながってしまう所です。もち