今春闘で契約社員やパートら非正社員の賃上げが相次いでいる。人手不足を背景に時給を引き上げるほか、賃金を底上げするベースアップ(ベア)で正社員より契約社員を優先させる企業も出てきた。今後も継続的に賃上げが続くことが、正社員との格差が縮まるかどうかのカギとなる。 大丸松坂屋百貨店は、従業員の約4分の1にあたる約1500人の契約社員らを対象に、月額で一律1千円のベアを実施する。大丸と松坂屋が2007年に経営統合して以来初めてだ。 正社員のベアは要求しておらず、労組の林幹夫書記長は「待遇の低い契約社員を優先した」と話す。対象者からは「賃金が上がることで士気が高まる」と喜ぶ意見が多いという。 KDDIは、契約社員ら約36… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。