2010年6月14日、小惑星探査機「はやぶさ(はやぶさの概要はこちら」が小惑星「イトカワ」から無事に帰還した。彼は「史上初めて月以外の天体に着陸して地球に帰還する」という偉業を果たしてくれた。またそれだけでなく、「最も長い期間(2592日間)宇宙を飛行する」という記録をも打ち立てた。この二つはギネスブックに申請されたそうだ。 ちなみに、小惑星イトカワは1998年にアメリカ人によって発見され、わが国の日本のロケットの父「糸川英夫博士」にちなんで名付けられたという、とても縁がある小惑星だ(実はターゲットの小惑星は3度変更されイトカワに決定した)。 プロジェクトチームの苦労などは、「はやぶさ物語」でご覧いただける。どんなプロジェクトでもそうだと思うが、参加者の熱い思いがものごとを動かすことを痛感する。 科学的な成果 「はやぶさ」の主要な目的は、イオンエンジンの実証実験や自立的な航法誘導制御技術な