西アフリカ・ガーナの名門大学(ガーナ大学)が、マハトマ・ガンジーの銅像を撤去した。理由はガンジーが“人種差別主義者”だからであるという。 英紙「Daily Mail」(12月)によると、ガーナ大学にガンジーの銅像が設置されたのは2016年こと。除幕式にはインド元大統領プラナブ・ムカルジー氏も出席し、学生らにガンジーを見習うよう呼びかけたという。 しかし、当時からガンジー像の設置に反対する声は大きく、1000人以上が撤去を求める署名にサインしていた。そしてこの度、ガーナ大学の教授や講師らを中心にガンジー像が遂に撤去されたというのだ。 彼らがガンジーを嫌うのにはそれなりの理由がある。非暴力・不服従をモットーにイギリスの植民地支配に抵抗したガンジーはインドでは英雄として称えられ、日本でもその容姿も相まって聖人的なイメージが広く受け入れられているが、実は黒人に対しては偏見にまみれていたのだ。 18