血液脳関門のタイトジャンクション構成分子にはクローディン(CLDN)ファミリー、TAMPファミリー(TJ-associated MARVEL protein family)、アンギュリンファミリー、JAM[要曖昧さ回避]ファミリー(Junctinal adhesion family)、ZO[要曖昧さ回避]ファミリー(Zonula occludens)などからなる。 クローディンファミリーはヒトでは27種類の4回膜貫通型蛋白質で構成されている[8]。一次構造ではN末端からTM1、ECS1、ECH、TM2、TM3、ECS2、TM4と配列している[9]。クローディンファミリーは同一細胞膜上、および向かい合う細胞膜上のクローディンファミリー同士で相互作用する性質がある。この相互作用がタイトジャンクションを生み出すと考えられている。同一細胞膜上のクローディンファミリーの相互作用をシス相互作用といい、