ポップスやオペラなど大規模コンサートの「大阪公演」が、じわりと減り始めている。建て替えなどで大型ホールが休館したためほかの施設の予約が満杯となり、企画会社が大阪を外すケースが出ているためだ。「大阪回避」は建て替え終了までの一時的な動きともいえるが、15日に入札が行われる「大阪厚生年金会館」(大阪市西区)の落札者次第では、従来の客席数を確保できない恐れもあり、関係者は「将来的に大阪公演が激減するかもしれない」と気をもんでいる。関連記事元宝塚・朝海ひかるがダンス公演に主演!体調不良の拓郎、さらに3公演の中止を…記事本文の続き 「とにかくホールが全然ない状態」。ポップスのコンサートなど年間約100公演を行うコンサート企画会社「ソーゴー大阪」(北区)の担当者は、「大阪公演」をしたくてもできない実態を明かす。 コンサート関係者によると、大型セットや多数のスタッフを動員するツアーは「会場の座席数180