財団法人「日本釣振興会」(本部・東京)のホームページ(HP)が18日にサイバー攻撃を受け、中国語で「釣魚島」「中国領土」などと書かれたページに改ざんされていたことがわかった。 釣魚島は、中国が領有権を主張している日本の尖閣諸島の中国名。振興会では「『日本』『釣』といった漢字のせいで標的にされたのではないか」としている。 振興会によると、18日午後7時頃、警視庁から改ざんの連絡を受け、21日午前に復旧させた。振興会は釣りの愛好家や釣り具メーカーらで作り、国内の魚類資源の維持などが主な活動で、担当者は「連絡を受けて驚いた。中国とは何の関係もないのに」と話している。 サイト改ざんを巡っては、今月に入り、金沢大学付属高校(金沢市)のHPに中国語が書かれたページが挿入されたり、警察庁のHPが一時、閲覧不能になったりしている。中国のハッカー組織「中国紅客連盟」が今月18日まで日本政府機関などのサイトを