検索して、かなりの年代物アパートだとわかり、大嘘に嫌悪感すら感じた。 それでやっと別れを決意した。 その気持ちに間違いはないのだが、多少恐怖感が消えて、私は何を勘違いしたか強気になり、チクチクと追及したくなった。 Kさんに聞いてみた。 「おうち一階なんだね。」 だってさ、仮に検索通りボロアパートじゃなくたって、優越感とかヒエラルキーとかがかなり重要そうなKさんが、一階って( ̄▽ ̄;) って思っちゃって。 Kさんなんて言うかしらね。 少しあわあわするんじゃない(  ̄▽ ̄)? と思ったのに 『そうだよ。 だからなに?』 だからなに(;・∀・)? って言われると困るけど、今ちょっとムッとしたよね? 「ううん別に。 なんとなく上の方が好きなのかなって思ってたから。」 と軽く言えるようになったのも、成長だわ。 だがKさんは 『マリコちゃん知らないの? 高層階のマンションは、部屋を出てからエントランス
本当のイブ、深夜Kさんがラインを送って来た。 『メリークリスマス! なんてね。 ボクはいつも通り仕事しているよ。 部下たちにはクリスマスは彼女と過ごせって帰らせたけどね。 まさかとは思うけど、マリコちゃんは違う男と過ごしてないだろうね。』 ははは、しつこい(;’∀’) 『まさか、“明石家サンタ”観ながら年賀状書いてる~。 あ!そうだ! Kさんの住所も教えて。年賀状出すよ!』 私がKさんにこう送ったのは、本当に年賀状を出そうと思ったからだ。 最近はもう年賀状をやめてしまった人達も多いが、仕事関係ではまだまだ健在のこの慣習。 年賀状ソフトを買ったらたくさんのデザインがあって目移りし、どれもこれも使いたくなったので、人によって使い分けることにした。 Kさんにも私の自己満足の為に受け取ってもらおう。 それ以外になんの意図もない。 いや、なんの意図もなかった。 だが、返信が来て気が変わった。 『”明
Kさんと別れて私はホッとしていた。 空港に向かっている時だった。 それほど待ってはいなかったKさんからのメッセージが届いた。 読みながら呆れてしまうというか、なんだか笑ってしまった。 面白いんじゃなくて、失笑の方ね(;´∀`) 『今回も会えて嬉しかった。 マリコちゃんの事をまた好きになったよ。 マリコちゃんも同じ気持ちだと嬉しい。 まだ東京にいてくれたら、ボクの行きつけのレストランに連れて行って、マリコちゃんの好きなシャンパンを飲みながら、美味しいディナーを食べながら過ごしたかったな。 他のカップルと同じように、クリスマスプレゼントをマリコちゃんに贈りたかったよ。』 (;・∀・) 私は12月23日に東京を離れた。 世の中の、普通に月曜日から金曜日までお仕事をしているカップルが、わざわざ平日のクリスマスイブに会ってディナーを楽しみ、高額なプレゼントを贈りあっているとはとても思えない。 誤解し
Kさんの良いところ…というか、嫌いでないところは、私のルックスを遠慮なく褒めてくれるところだ。 年を取ってはいてもやはりオンナ。 ルックスを褒めてくれる相手がいるなんて嬉しいではないか(^o^;) 翌朝Kさんは早めに起きて、ベッドの中で仕事の(かどうかはわからないが)メールチェックをしているようだ。 だから朝陽が眩しい…的な、ちょっと恥ずかしそうな演技をしながら目を覚ましたふりをしてみた。 私なりのサービスね:-) Kさんは私の目覚めに気づいて 「おはよう」 と微笑んだ。 Kさんはよく 「マリコちゃんの顔、つい見つめちゃうんだよな。」 なんて事を照れずに言う人だ。 こういうセリフを言えるところもナルシストの傾向にあるらしいね(゚Д゚;) そうかそうか、ナルシシストさんも、こんなババアの私を見つめて幸せを感じるんだな。 そう思い、私は更なるサービスで、はにかんだように小首を傾げて笑顔を返す。
お風呂からあがって二人でなんだか色々話しながら、もうすっかり慣れたKさんの自慢話を流すように聞きながら、成城石井で買ってきたものを飲んだり食べたりした。 や~お酒が入るとホント、色々気にならなくなるものだわ。 「その高いワインちょっとちょうだい。」 Kさんが言っている高いワインとはコレだ。 onnanokoaruaru.hatenablog.com 高いかどうかはもうその人の価値観だとしか言えないのだが、価格の事を言われながら飲食する事の、なんと不快な事か(;´∀`) なら自分で支払えと? まあね。 ここではいったんその話は置いといてくれる? Kさんは私のグラスに口を付けて一口飲むと 「うわっ(-_-;)」 と言って顔をしかめた。 私からすれば、お酒が苦手というか、体質的に合わない人が飲んで美味しいものであるわけないので、まあそうなるわなという感想だ。 Kさんは言った。 「よくこんな不味い
二人目はおじさんだった。 プロフィールを交換すると43歳と書かれてあった。 正直もっと上に見えるのだが。 あ~恐らく長めのクセ毛でごまかしているが頭部が少なめだからだ。 アルシンド(知ってる?)ってサッカー選手思い出した。 ナシだな(;´Д`) と消化試合に臨もうとした時、プロフィールの年収欄に釘付けになった。 こんな高収入って…ゴクリ。 職業は”金融“とある。 なに?消費者金融? 私は知らないことは素直に聞く。 「金融業ってなんですか?」 オジサンはオジサンらしく(?)、礼儀正しくハキハキと喋ってくれた。 「銀行ですよニコッ^^」 オッサンにニコって笑われてもなぁ…。 へ~、銀行ってそんなにお給料もらえるんだ~(;゚∀゚)=3 しかし今日は金曜日の夜で、殆どがスーツで参加しているのだが、彼はとてもカジュアルで、古着のようなシャツと色あせたデニム、それに大きなバックルのベルトをしている。
次の人は個人事業主だった。 年収が800万円。 もちろん高収入なのかもしれないが、個人事業主の年収なんてあてにならない。 それに一つ前に43歳の大手銀行員の年収を見てしまったものだから、なんだか大したことないような気がしてくる。 人間、慣れって怖いよね。 そして34歳。てっきり20代だと思ったので驚いた。 さっきの銀行員のオッサンとの差たるや(;゚∀゚) 見た目も、恐らくこの参加者の中で一番オシャレで、ちょっとカッコイイじゃない。 でも私、ルックスより年収だから( ´∀`) 一応会話しないとね。 と思ったらオシャレさんは私のプロフィールを見て、ちょっと大きめのリアクションで言った。 「え?◯県って?」 前の二人と同じように、地方から婚活にやってきましたというていで説明した。 すると今度は呆れたように 「も~だめじゃん、参加しちゃぁ(-_-;)」 と言った。 そんなふうに言われても、確かにい
東京で婚活パーティーに参加していた少し前の私に、今(リアルタイム)の状況を想像することは不可能だろう。 このパーティー、遅刻した私を快く受け入れ…てくれたかどうかはわからないが優しく接してくれる関東の人々(男性)。 な~んだ、東京の人は冷たいってウソじゃん( ´∀`) と思ったのだが次の人は違った。 次の人、それは白髪混じりのワンレングスボブで、でっぷりと太った人だった。 プロフィールには年収600万円、職業は塾の経営者と書いてある。 もちろん十分な金額だがなんだか物足りないと感じるのは、さっきから高収入の人が続いて感覚が麻痺しているのかもしれない(;´∀`) 50代後半かな? こんなに年をとるまで一人で暮らしてきたなんて…と思ったら、40歳って書いてあるじゃん(・_・;) オシャレさんの次では、この人かなり分が悪いよね(・_・;) 同情すらしてしまう。 そんな私の気持ちを知ってか知らずか
生い立ちと言うほどのモノでは無いのかもしれないが、Kさんは生まれも育ちも東京23区だという事が彼の誇りの一つのようだ。 決して本人がはっきりとそう自慢しているわけではないが、何かにつけて 「東京では~」 という言葉を接頭語のように多様するところを見ると、自慢なのだろう。 単に私が地方在住だから、比較対象として使っているだけなのかもしれないが、決していい気持ちのしない言い方だ。 だがそこはまあ本人も悪気があって言っているわけでは無さそうだし、広い心で大目に見ることにしようではないか(-_-;) と思っているのだが、とにかくしつこい接頭語。 例えばKさんの両親はそれぞれ病気で他界されているらしく、お墓も都内にあるという。 ここで田舎者の私は言うわけよ、Kさんが言いたいであろう言葉の呼び水のような事を。 『え、東京だから東京にお墓があるものなんじゃないの?』 当然の事のように言う私に、Kさんは電
コンビニに生理用品を買いに行く途中、Kさんはまた例の接頭語を持ち出してきた。 onnanokoaruaru.hatenablog.com 海沿いの道はとても狭く、行き交う車に迷惑にならないよう、そっと端に寄って立ち止まり、車が行き過ぎるのを待った。 これは車を運転する立場からの願いでもあると思う。 私自身狭い住宅街や通学路などでは立ち止まってくれる人々に感謝しているから。 そうやって幾度となく端に寄って立ち止まる私にKさんは呆れたように 「地方ではどうか知らないけど、都会ではいちいち立ち止まってたらかえって迷惑なんだよ。」 と私の手をグイッと引っ張って歩き出したのだ。 え、でも...(;´Д`) Kさんの言うことが事実なら、都会の人とはなんと思いやりに欠けた人々なのだろう(-ω-;) てか、ここは東京都じゃないし、ある意味地方なのでは? だいたいさ、都会とか東京とか多用するのって、寧ろ、上
子ども達、皆成人しました!(๑´ω`ノノ゙✧ ひとつの区切りでもあります。 それぞれが大人の自覚と責任をもって、 急がず、焦らず、自分らしく、でも人生に希望を持って 歩んでもらいたい。 そして、素敵な男性、女性と出会って欲しい。 出会ってたくさん恋愛も仕事も頑張って欲しい。 恋愛に関しては、大好きだっていう感情を大事にして 結婚という道を選んで欲しい笑 決して、流されることなく・・・ですね(笑) そうじゃないと、必ず後悔すると思うから。 人生、共に50年以上とか寄り添えない(笑)共に。 なので、今相手がいなくても焦らないでいいし、じっくり楽しく 恋愛して欲しい。 それが、30歳になったらそうも言ってられない気持ちになるかもしれないけど、、、 けど、、迷ったりしてるならやめとけ!みたいな笑 私は、思う。 この人と出会わなかったら子どもたちとも対面出来なかったわけだけど、、、 子どもたちが私た
今年の2月から始めたこのブログ。 最近は、忙しかったこともありますが、、 ご主人様とも落ち着いていますし、 書くことがないのです(笑) 私の気持ちもスローです。 急ぐこともないし、早く会いたいとかでもないし、 なんなんでしょうかね?(*^艸^)クスクスw ですが、辞めたりせずに細々と続けたいとは 思います。 読んで下さってる皆様、今年1年ありがとうございました。 また、来年も宜しく御願い致します<(_ _)> ほぼ、雑記帳であって日記のようなものです。 みなさんのように上手く書けません(笑) おバカが目立ちますね。 ま、でもいいです( ˶˙ᵕ˙˶ ) 来年も懲りずにご主人様とのこと、 書きたいと思います♡ 先ほど、今年1年の 挨拶メッセージをおくりました。 まずは、ご主人様にさらに相応しいなと 思ってくださるように痩せます(笑) と、つたえましと。 ドえろく、ド変態の奴隷だとさらに思われた
さっぱりしてパスルームから出ていくと、Kさんが思いがけないことを言った。 「マリコちゃんって、バスルームで鼻をかむんだね。」 え?(゚Д゚;) そう、確かに私はお風呂の時に決まって鼻をかむ。 考えたこともなかったが、私以外の人たちは鼻をかまないという事だろうか。 いや、以前付き合っていたカレシもかんでいた。 私の父親もだ。 あれ、なんだか男の人だけだわ(゚Д゚;) もしかしてオッサンならではの習性なのか? いや、こんな私だって温泉など公共の場所では、さすがに恥ずかしくて我慢するので、みんな我慢しているのではないだろうか。 恥ずかしい? フィギュアスケートの羽生結弦くんや浅田真央ちゃんも、回転しながら手鼻をかむって言っていたよ。 と、ファンから叱らせそうなことを書いてみたりして。 「この部屋にまで聞こえたから気を付けて」 「あ、うん…。」 気を付けるって…何を(;・∀・)? 聞こえないように
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