写真手前は並盛りの「ナポリタン(目玉焼き)」(700円)、後ろは「ミートソース(大盛り)」(650円)。昭和の味を再現するために、麺はアルデンテにしたパスタではなく、あえてゆで置きした“スパゲティ”を使う 「路地の地下で20坪」という立地ながら開店数カ月で月商600万円をたたき出しているのが「スパゲッティーのパンチョ」だ。メニューをナポリタンとミートソースに絞り、懐かしい昭和の味を徹底して再現することで、30~50代の“オトナ世代”の心をわしづかみにした。 ボリュームも圧巻だ。一般的なスパゲティの1人前は200g(ゆで上がり重量)が相場だが、同店の並盛りはその倍の400gだ。さらに同価格で小山のような大盛り600gも注文できる。この大盛りがネットで評判になり口コミに火が付いた。宣伝費をかけずとも急速に行列店に成長し、今も客足が伸びている。 メニュー開発を行った石原剛史店長によると「ネットの