九州の南端にある鹿児島県指宿(いぶすき)市。その二つの市立図書館を指定管理者として運営するNPO法人本と人とをつなぐ「そらまめの会」が7月14日、クラウドファンディングで1000万円を達成した。図書館活動のクラウドファンディングとしては、東京・渋谷にある「森の図書室」が2014年に達成した953万円を抜いて、国内最高額を更新した。 「そらまめの会」は、地元の有名企業でもなければ、全国で指定管理を請け負う大手企業でもない。図書館でボランティア活動をしていた元保育士の女性が中心となって、地元の女性たちがゼロから立ち上げたNPOだ。右も左もわからないまま、手探りで奔走。地域の人たちに愛される図書館を、10年かけて作り上げてきた。 今回のクラウドファンディングでは、移動図書館車である「ブックカフェ」をつくるために寄付を募った。指宿市では、指定管理者導入前の2005年、予算削減のため移動図書館車を廃
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