印刷 北京と上海を結ぶ高速鉄道の安徽省定遠駅付近で25日午後5時半ごろ、列車に電力を供給する設備が突然故障し、緊急停止した。20本余りの列車に3時間余りの遅れが出た。乗客にけがはない。上海鉄路局によると、現場付近は当時、暴風雨で、電力供給設備の部品の一部が外れ、停電してしまったという。 中国各紙が26日、伝えた。浙江省温州市での大事故の直後だけに、高速鉄道の安全性を問う声が高まっている。鉄道省は9月末まで特別に安全検査を実施する。 冷房が切れた車内に閉じこめられた乗客の不満が爆発。上海駅などでは地下鉄の夜間運行やバスやタクシーを手配して対応したという。(北京=吉岡桂子) 関連記事中国のメーカー「事故原因は車両と無関係」 株価は急落(7/26)中国鉄道事故、死者39人に 1日半で再開、不安の声も(7/25)居眠り?ATC切る? 中国鉄道事故、人災疑う声(7/25)「メンツプロジェクト」