経営不振にあえぐ大手牛丼チェーン「吉野家」に、かつての“応援団”が絶縁状をつきつけた。同社の知名度アップに大きく貢献した人気アニメ「キン肉マン」の作者がブログで吉野家との確執について暴露したのだ。同社のファンには「キン肉マン世代」も多く、今回のブログ暴露が影響を与える可能性もある。 そもそものきっかけは一昨年夏。キン肉マンの連載開始29(ニク)周年を記念して、吉野家のライバル、「すき家」を運営するゼンショー(東京)とキン肉マンのコラボキャンペーンが大々的に発表された。往年のキン肉マンファンの男性は、こう振り返る。 「牛丼はキン肉マンの大好物で毎週のようにアニメに登場し、それは吉野家そっくりの“吉野屋”製だった。吉野家のテレビCMをパロディー化した『牛丼音頭』も大流行したほどで、当時の男子小学生はあれで牛丼イコール吉野家という印象を強烈に植え付けられました。ところが30年後、すき家とタッ