昨日の伊藤さんによる、クラウド音楽サービスの可能性と課題に引き続き、今日は高野修平さんによる『共有』の場としてのアーティストサイトの在り方について寄稿してもらいました。(本田) さて、今回はアーティストサイトやレーベルサイト、フェスサイトの在り方について書いていきたいと思います。量が多くなるので、今回はアーティストサイトの話になります。 世の中の流れが『所有』から『共有』へ移行し、音楽に対するお金の使い方は『場』へ変わってきていると書いてきた。 音楽ビジネスが復権していく上で、ソーシャルメディアと共有される音楽サービスの連携が重要で最終的な『リアルな場』こそが鍵になる。そのなかでアーティストサイトはどうあるべきなのか。 日本のアーティストサイトをいくつか見てみた上で、ピックアップしてみて感じたことは、ほとんどのアーティストサイトが『ただの情報発信サイトである』ことだ。CDがたくさん売れてい