テストを生かす(1) 学力に応じ出題「新タイプ」模索 : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）全国学力テストを積極活用する校長は新しいテストも模索する。 「漢字が弱かったですね。例えばこの問題……」 京都府長岡京市立長岡第四中学校の松宮功校長（５２）は６月末、３年生担当の教師を前に口を開いた。 松宮さんは、全国学力テストの対象になった３年生全員約１００人分の解答を、４月２４日の実施直後にコピーし、２か月かけて採点した。その結果を数日かけて、個々のクラス担任や教科担任に報告したのだ。 「結果が早く分かれば、それだけ次の手が早く打てますから」。校長１人で採点したのは、担任に余分な負担をかけたくないという判断があった。 この結果、文部科学省から届く結果を待つことなく、「数式問題は満足できる」「図形問題については課題がある」「知識を問うＡ問題ができる生徒は、生活での活用を想定したＢ問題もできる」といった、学校全体の現状を大づかみすることもできた。独自の採点結果の一部は、７、８月に地域懇談会
