「仮想化」と「オープンソースソフトウェア」は、今後最も発展していく技術分野の1つとなるでしょう。この2つの技術を組み合わせ、システム運用コストと負荷を下げるための考え方やポイントなどを説明します。 (編集部) 前回のおさらい 前回は、「VMWare Infrastructure 3」を使用した仮想化による運用コストの削減について述べました。仮想化サーバを利用することで、標準的なテンプレートの利用やマシンの複製など、物理サーバでは実現できないメリットが多くあることがお分かりいただけたと思います。 今回は、これら仮想化サーバが大量にある場合のパッチ配布とその後の検証について、「RHNサテライト」という製品を利用しながら、説明していきたいと思います。 不可欠の「パッチ配布と検証」、どう手間を省く? 一般的にオープン系で利用するサーバは、構築の容易さゆえに、あるいは負荷分散などのため、台数が多くな