前回は、ファイルサーバの基本機能を紹介した。しかし、Windows Serverのファイル共有機能はこれだけではない。今回は応用として、ファイル共有の仮想化を行なう機能「DFS(分散ファイルシステム)」について解説する ファイル共有の欠点とDFSの強化 広く使われているファイル共有だが、利用する環境が拡がってくると、次のような欠点が見えてきた。それは、 複数のファイルサーバがある場合に検索が面倒 遠隔地から低速回線経由でアクセスする場合に反応が遅い という2点である。この問題を解決すべくWindowsに追加されていったのが「分散ファイルシステム(DFS:Distributed File System)」である(図1)。 まずWindows NT 4.0では、検索の問題を解決するため、オプションとして「分散ファイルシステム」が追加された。分散ファイルシステムとは、1台のファイルサーバの特定の
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