マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Windows Azure」は、基本的にはMicrosoft .NETフレームワーク環境を提供するPaaSである。しかし、Javaなど、他のプラットフォームのために任意の仮想マシンを動作させるIaaSである「VMロール」がベータ版ながら提供されている。 従来VMロールを使うには、Hyper-Vを使ってOSをインストールした仮想ディスク(VHD)を作成し、このVHDをWindows Azure上にアップロードする必要があった。一方、2012年6月8日からは、Windows Azureが持つWebベースの管理ツールで利用するOSを選択するだけで、仮想マシンが生成されるようになった。Amazon EC2をご存じの方であれば、ほぼ同じ手順であるといえばわかりやすいだろう。 VMロールはいまのところベータ版であり、利用するにはWindows Azureに申し