Microsoft Officeは長年、ウォーターフォール型のプロセスで開発されてきた。プランニングが始まり、End-to-Endで実際に動くものが見られるのに約1年。そこから外にリリースされるまでにもう1年という流れだ。20年の経験があることから、工数の見積もりなどは極めて正確で、スケジュール管理やツールも安定。基本的にデベロッパーにとって無理のない開発が実現されていた。 しかし、いくら効率よく開発できたとしても、プランニングの段階で間違っていたり、開発中に環境が変わってしまったりした場合、開発したものが無駄になることがある。特に近年、次々と新しいプラットフォームやデバイスが出現しており、そのリスクが高くなっている。 そうした環境の変化は当然、Officeチームのリーダーの間でも認識されていた。そこで、次世代Officeプランニングの時期から新方針を検討。次のような方針を打ち出した。 こ