3Dテレビがこれだけスポットライトを浴びているのに、ソフトの方はというと映画が中心だ。将来的にスポーツやコンサート、ドキュメンタリーの放送などで3D化が期待されている。とはいうものの、最初は手探りの状況。質の高い3D映像は、3D対応のBlu-ray Discとして提供される市販ソフトが当初、中心になっていくだろう。 そんな背景を察してか、映画マニアの編集担当は「3Dプロジェクターの可能性について書いてください」とのメールしてきた。映画ソフトが中心なら、プロジェクターで見たいというのがマニア心理。もちろん、マジョリティーではないかもしれないが、その気持ちはよく分かる。筆者だって、質の高い家庭向け3Dプロジェクターがあるのなら、年末に向けて導入を検討したいと思うだろう。 しかし、テレビの3D対応に比べると、プロジェクターの3D対応はとても難しい。「映画館ではちゃんと3D上映やってるじゃないか」