小学生の頃、僕はTVゲームがないと死ぬんじゃないかって位のゲーム好きだった。 短絡的かもしれないけど、その頃の夢は「ゲームプログラマー」になること。 今風に言えば「ゲームクリエイター」だろうけど、当時はそんな言葉は無かった。 どうすればなれるのかわからなかったけど、 兎に角ゲームを作りたい一心で雑誌や本を読みあさった。中学生になった1995年、入学祝いとして10万円のDOS/Vパソコンを手に入れて、学割で購入したVisualBasic 2.0でプログラムの世界に足を突っ込んだ。 その少し前に「ドラゴンクエストへの道」という本と出会い、そこに描かれていた憧れの「ゲーム作り」の世界に魅了された。漫画故の脚色や創作もあるだろうし、当然美化もされている。しかし、大阪の片田舎で空想にふけることしかできなかった少年にとってはそこに描かれていた世界が全てだった。 それ以来、憧れの人は「中村光一」と「堀井