外来診療中の医師の時間配分:4領域専門医の時間と行動についての研究 Allocation of Physician Time in Ambulatory Practice: A Time and Motion Study in 4 Specialties Ann Intern Med. 2016;165:753-760. doi:10.7326/M16-0961 【背景】 医師の外来診療の時間配分がどのように配分されているかはほとんど分かっていない 【目的】 外来診療で医師が何にどのくらい時間を使っているかを調査する 【デザイン】 直接観察時間と行動の量的評価(勤務中)と自己報告日誌(数時間後) 【セッティング】 米国4州(イリノイ州、ニューハンプシャー州、バージニア州、ワシントン州)の4カ所の専門領域外来。具体的には、専門分野が偏らないように、プライマリ・ケア専門分野から2種(家庭医と内
専門医が先に見るシステムは待ち時間を増やすかも? A “specialist first” system would increase waiting time BMJ 2017;356:j1424 doi: 10.1136/bmj.j1424 (Published 2017 March 22) 診療のゲートキーパーを誰が行うべきかは重要な問題で、診断の遅れや有害のアウトカムと関連すると主張している人達がいます。特に専門家が先に診るシステムが症状発症から適切な診断および治療計画が遂行されるまでの待ち時間を短縮するという結果が十分証明されているとは言えないようです。もし(日本の様に)多くの患者が専門家診療を自己受診するようになると、専門医のタスクが増え、2次医療機関の待ち時間は必然的に増えることになります。ただ実際のところ、本当に専門医受診そのものが増えるかはよく分かっていません。 米国では
2017 - 04 - 07 論文:RCT 静脈血栓塞栓症の長期治療に対するリバロキサバンまたはアスピリン NEJM 論文 薬剤 循環器 静脈血栓塞栓症の長期治療に対するリバロキサバンまたはアスピリン Rivaroxaban or Aspirin for Extended Treatment of Venous Thromboembolism n engl j med 376;13 nejm.org March 30, 2017 【背景】 多くの静脈血栓塞栓症(VTE)患者は長期治療を必要とする が、通常用量または低用量の抗凝固療法とアスピリンでは、どちらがよいかは分かっていない 【方法】 第III相RCTで、 VTE患者3396例をリバロキサバン 20mg群・10mg群、アスピリン 100mg群に割り付け1回/日投与 した。全例が6-12ヵ月の抗凝固療法を完了し、同様に抗凝固療法継
ACPJCです。 せん妄に対する処方は原則注意が必要ですよね。 ただし、非薬物療法の即効性の感じにくさが難しいところです。 Efficacy of oral risperidone, haloperidol, or placebo for symptoms of delirium among patients in palliative care: a randomized clinical trial. Agar MR, Lawlor PG, Quinn S, et al. JAMA Intern Med. 2017; 177:34-42. 臨床上の疑問: 緩和ケアを受けている患者では、リスペリドンとハロペリドールはプラセボと比較してせん妄症状を減らすか? 方法: ・デザイン ランダム化比較試験(RCT) ・隠蔽化 隠蔽化あり ・盲検化 盲検化あり(患者・調査者) ・フォローアップ 3日
2017 - 04 - 06 NEJM Review ベンゾジアセピン依存の治療 NEJM Review プライマリケア ポリファーマシー 中毒 医師患者関係 神経 精神 高齢者 Cです。久しぶりの投稿で4月になってしまいました。月2回は投稿したいものですが・・・。 BZP依存は日本だけでなく世界各国で問題になっているようです。 後半の心理療法の部分は馴染みがないので訳していてもチンプンカンプンで…。 つたないところが沢山あると思います。間違いや訂正等あれば是非お願いします。 話は変わりますが最近、社会医学や健康格差という事に強い関心を持っています。 BZPもアルコールも薬物も米国で問題になっているオピオイドも、濫用や依存にはそれなりの背景があってこそのこと。 患者対応が出来るようにはなって来たと思いますが、「なぜこのような事が繰り返されるのか?この患者さんがこういう経過を辿ってしまったの
ACPJCです。 このテーマは決着着いてないですかねえ。 個人的には現時点で積極的には使用していませんが・・・ Alpha blockers for treatment of ureteric stones: systematic review and meta-analysis. Hollingsworth JM, Canales BK, Rogers MA, et al. BMJ. 2016;355:i6112. 臨床上の疑問: 尿管結石患者に対するα遮断薬の効果と安全性は? レビュースコープ: 尿管結石に対するα遮断薬とプラセボやコントロール群の効果を見た比較試験を組み入れた。外科処置に追加したα遮断薬の研究は除外した。 プライマリアウトカムは結石の通過、セカンダリアウトカムは外科的介入、入院、疼痛発作の回数、結石通過までの時間、重篤な有害事象とした。 レビュー方法: MEDLINE
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