スマートフォンを使う際に生じる悩みのタネの1つが「バッテリーの持ち」だろう。ディスプレイが大きく通信量も多いスマートフォンでは、従来のケータイと比べてバッテリーを酷使することになる。このバッテリー問題の解決策としてドコモが開発を進めているのが、チタン酸リチウムバッテリーを使った充電器だ。CEATEC JAPAN 2011のドコモブースでは「超速(ちょうはや)充電バッテリ」という名称で展示しており、チタン酸リチウムバッテリーを内蔵したジャケットを紹介している。 チタン酸リチウムバッテリーは、東芝が開発している電気自動車などに使われており、これをスマートフォンに用いたものだ。説明員によると、負極の材料にチタン酸リチウムを用いることで、電気の流れが速くなり、リチウムイオンバッテリーよりも約10倍速く充電できるという。スマートフォンのバッテリーが尽きた状態から満充電するまでの時間は約10分だという