全日空のシステム障害で、羽田空港第2ターミナルの手荷物検査場に列を作る乗客ら=22日午前、東京・羽田空港(早坂洋祐撮影) 全日空のシステム障害で国内線の欠航や遅延が相次いだ問題で、同社は30日、国内旅客システムのサーバー4台をつなぐ中継機の故障が原因だったことを明らかにした。中継機が予備機に切り替わらず、故障信号も出なかったため復旧が遅れた。メーカーが詳しい原因を調べている。 同社によると、同システムのデータベースサーバー4台を同期(情報共有)するネットワーク中継機のIC(集積回路)が故障し、サーバーを次々と停止させた。サーバーは同期できないと落ちる仕組みだった。 中継機が故障すると、信号が出て予備機に切り替わるはずだったが、ICが完全に壊れなかったため、どちらも機能しなかった。中継機にテスト信号を流して原因を究明。サーバー側で故障を検知するプログラムを開発し対応した。 同社は同日、記者会
![【全日空システム障害】サーバー中継機が故障 信号出ず復旧長期化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5e2426dfec9c37bbd7acb33f8345eafa8fc213ac/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FxH3laqlKGf4Wx6kiaw7kRBUJZSc%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FY73WZYDWJ5OWZJFR56BC3Q6NGQ.jpg)