KDDIの企業向けメール・ホスティング・サービスで,7月11日午前4時ごろ,障害が発生した。メール・システムの性能向上のための工事をしている最中の出来事である。 工事は7月に入って多発していたネットワーク遅延対策が目的。ギガビット・イーサネット対応のLANカードに交換するため,2重化してあるLDAPサーバーを待機系に切り替えようとした。ところが,待機系が起動しない。ログを確認したところ,「ユーザー情報などを格納してあるLDAPサーバーのファイルが壊れていた」(KDDI ソリューション商品開発本部IPアプリケーション部課長補佐の松本 修氏)。すぐに本番系に戻そうにも,正常なファイルがなくてはお手上げだった。 結果として,3日間に渡り,約1万5600社,数十万ユーザーがメールを使えなくなった(写真1[拡大表示])。コール・センターには問い合わせが殺到。復旧作業に取り掛かったものの,バックアップ
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