先日RC1が公開された「Firefox 3.0」。当初予定されていた2007年内からは遅れたものの、仕上がりは上々、大きな不具合がないかぎり現状のまま正式版として公開される予定だ。今回は、そのFirefox 3.0 (RC1) の新機能、特にコアコンポーネントに絞り解説を行ってみよう。 今度のエンジンは「Gecko 1.9」 Firefox 3.0のコアコンポーネントにおける最大の見どころは、レンダリングエンジン「Gecko 1.9」だろう。2005年夏に開発がスタート、以来数百万行 (Firefox 3.0 β1の時点で200万超) にもおよぶコードの加除修正を経て、メジャーバージョンアップに相応しい機能強化を果たしている。 Gecko 1.9は、HTML 4.01およびCSS 2.1にほぼ対応。W3C勧告への準拠度 / 互換性を測るAcid2テスト もクリア、現在のWeb標準仕様を満た