ソフトバンク、最大750億円損失の恐れ 金融危機影響2008年10月29日20時48分印刷ソーシャルブックマーク ソフトバンクは29日、世界的な金融危機の影響で最大750億円の特別損失が生じる可能性があると発表した。同社が事実上保有する750億円の債務担保証券で、構成する複数の債券が新たに債務不履行になると、全額が償還不能になるという。 同社によると、旧ボーダフォンジャパンが発行した社債の償還原資として750億円を金銭信託し、この信託が160銘柄で構成する債務担保証券を保有していた。契約では、このうち6銘柄まで債務不履行になっても損失は発生しないが、7銘柄だと償還額は456億円減り、8銘柄以上で全額の750億円が損失になる仕組みという。債務担保証券の償還は10年8月と9月。すでに経営破綻(はたん)したリーマン・ブラザーズなどの6銘柄が債務不履行となっており、期限までにさらに複数の債務不履行