気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本人の私たちにとって「貿易立国」という理念は、「そうあるべき」「そうでなければならない」といったように、心の奥に刷り込まれた強迫観念に近い。ところが国際収支を見る限り、日本経済のマクロ的な構造は急速に「投資立国」に向けて変貌を遂げている。 貿易黒字をはるかに上回る対外投資収支 2006年の経常収支黒字は過去最大の19兆8000億円となった。このうち海外との配当や利息の受け払いの差額である所得収支の黒字は前年比2兆3000億円増の13兆7000億円となり、貿易・サービス収支の黒字7兆3000億円を大きく上回った。この所得収支の巨額な黒字は2006年末時点で181兆円に積み上がった日本の対外純資産(対外資産残高506兆円、対外負債325兆円)が
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