ジャストシステムは2007年12月14日、同社のワープロソフト「一太郎」などに見つかった脆弱(ぜいじゃく)性を解消するセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。適用対象は、一太郎シリーズや「花子」シリーズ、「三四郎」シリーズなど。 今回の修正パッチで解消される脆弱性は、米シマンテックなどにより12月13日(米国時間)に公表されたもの。この脆弱性を悪用するウイルス(悪質なプログラム)が出現したために、脆弱性の存在が明らかとなった。つまり、12月13日に公表されたウイルスは「ゼロデイウイルス(ゼロデイ攻撃)」だった。 シマンテックなどの情報では、ゼロデイウイルスが悪用したのは「一太郎の脆弱性」とされていたが、実際には、ジャストシステム製品の多くが使用するライブラリーファイルの脆弱性。このため、一太郎シリーズ以外も影響を受ける。影響を受ける主な製品は以下の通り。 一太郎2007/200