個人所有の端末を企業ネットワーク内で利用する「Bring Your Own Device」という方針が、企業セキュリティでの懸念を高めていると指摘する。 米IBMが9月末に発表した報告書「2011年X-Forceセキュリティ上半期トレンド&リスク・レポート」で、携帯デバイスを標的にした攻撃コードが、2010年に比べて2倍に増える見込みとなることが分かった。同レポートでは企業などの組織を執ように付け狙うサイバー攻撃(通称「APT攻撃」)の増加も指摘している。 同社によれば、携帯電話を狙うマルウェアには、ショートメッセージサービス(SMS)で送金できる「プレミアムSMS」などを悪用して、ユーザーの携帯電話から強制的にプレミアムSMSを送信させて、攻撃者が金銭を取得するもの、また、端末に保存された個人情報を盗み出したり、位置情報など密かに追跡したりするようなものが多い。アプリストアなどの場で簡単
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