図5●IEEE802.11のデータフレーム。 イーサネットと比較した。イーサネットはシンプルな構造だが,IEEE802.11はアドレス・フィールドが四つあるなど複雑。送信元/あて先が有線か無線かにより,どのアドレス・フィールドに何を指定するかが異なる 図6●無線LANにおけるアドレス・フィールドの指定方法。 大きく(a)~(d)の四つあり,どの指定方法かはフレーム・コントロール内のフィールドで指定する では,具体的に無線LANでどのようにデータをやり取りしているのだろうか。 無線LANで使うデータフレームのフォーマットは図5[拡大表示]の通りである。四つのアドレス・フィールドを用意している。これはイーサネット(有線LAN)と無線LANが混在している環境に対応するためである。 送信元とあて先が無線LANなのか,イーサネットなのかの組み合わせによって,アドレス・フィールドの使い方は4通りある(
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